真言密教の道場です。所在は福岡県久留米市です。


by yoshihiro_h
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秘密曼荼羅住十心論(弘法大師空海)

第一:異生羝羊心・・・善・悪を弁えることのできない迷いの心。
             動物のように、欲望のままに生きる心。
第二:愚童持斎心・・・道徳の教えにより人間としてやや善なる心がきざしはじめる心。
第三:嬰童無畏心・・・戒めを守り、来世の安楽だけを願う世界。
第四:唯蘊無我心・・・自我に実体はないことを悟る心。(声聞の境地)
※声聞とは仏様の言葉を聴いて悟ること。
第五:抜業因種心・・・全てのことが因縁よることを悟り、無明を取り除く心。
※縁覚:ひとりで努力して修業し悟る。
第六:他縁大乗心・・・菩薩の境地。縁に囚われず、慈悲の心を全ての人に起こし、他者の救済のためにはたらく心(他縁)。
第七:覚心不生心・・・物質に実体性がない(無我)だけではなく、自分の心に起こることも、実体がなく、本来不生であると悟る。(三論宗の境地)
第八:一道無為心・・・『法華経』の教えによる精神統一という瞑想にはいって、「人の本来もっている徳性は汚れに染まらない」と観想し、全ての人の心が清浄であることを知る。(法華経の境地)
第九:極無自性心・・・空の悟り(無為)がまだ究極ではない。(華厳教の境地)
第十:秘密荘厳心・・・信仰心と能力のある者は法界曼茶羅に入る。(真言密教の境地)
※初めの法門の実行をした者を利益し、如来加持して、大神通力を奮迅示現したまう。一つの平等の身より普く一切の威儀を現ずる。この威儀は秘密の印でないものはない。一平等の語より普く一切の音声を表わす。かくのごとき音声は全て真言である。一平等の心から普く一切の本尊(三昧の状態の本尊)を現ず。
 しかし、この大日如来の三昧地の法を未潅頂の者に説いてはならない。たとえ、同じ行をしているものにも、容易く説いてはならないと、戒められている。
※代表的な曼荼羅は金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅です。この二つは対になっていて、両界曼荼羅または両部曼荼羅といいます。金剛界は堅固な永遠の覚りの智慧、胎蔵界は仏の慈悲。
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by yoshihiro_h | 2008-05-01 05:59