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真言密教の道場です。所在は福岡県久留米市です。


by yoshihiro_h
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真言密教の伝来

 弘法大師(空海)は、讃岐の国の屏風ケ浦にて宝亀五年 (七七四)年六月十五日生、名を真魚 (まお)。
 十八歳のときに、大学の明経科の試験に合格
 大学を中途退学し、最高の覚りを求め仏道修行をはじめる。・・・『三教指帰』には、吉野金峯山や四国の石鎚山にのぼって苦行したことが記されています。
 山岳で苦行練行する「うばそく」として虚空蔵求聞持法を行い、自然の中に宇宙の生命と交流し、大日如来と入我我入し、仏教の真髄を極めようする。
 その後、奈良の諸寺院で仏教研鑽を積まれ、三十歳の時に大和の久米寺の東塔の下に大日経を発見し、入唐を決意。
 延暦二十三年四月、東大寺戒壇院において元興寺僧泰信について具足戒を受ける。
 同延暦二十三年、朝廷から入唐留学を命じられる。・・空海は三十一歳無名の僧でした。
 唐の青龍寺で、恵果和尚に遭われる。不思議なことに、恵果和尚にお目にかかった時、恵果和尚は笑って「我先より汝の来るを知り相待つこと久し」
・・私はおまえが来ることをずっと前から知っていた。なんと遅かったことかと言われたそうです。
 六月に恵果和尚を師として胎蔵曼荼羅壇に入り、投花は中台大日如来。
 七月上旬金剛界曼荼羅壇に入り、花を投げると再び大日如来・・恵果和尚は驚歎した。
 八月に伝法阿闍梨位の灌頂を授かる。
 帰朝して筑紫や、和泉で滞在し、翌年朝廷に召されて入京。
by yoshihiro_h | 2008-05-03 05:03